「流れが滞るタイプ」の肩こりで代表的な漢方薬ストレスタイプと、血行不良タイプの2つにわけて考えるができます。どちらも肩こりの症状がひどかったり、食生活や生活環境から起こる場合が多いようです。
■ ストレスで自律神経が乱れる肩こり ストレスなどで自律神経のバランスが乱れ、血流が悪くなり、栄養や酸素がスムーズに行き渡りません。イライラすると肩こりがひどくなる、運動すると肩こりが楽になる、揉むのを嫌がるなどの症状があります。
■ 冷えなどで血行不良になる肩こり 冷たいものの摂りすぎや、冷房、打撲などで血流が悪化し、筋肉に栄養や酸素が届かなくなります。痛みの度合いが強く、夕方に痛みが激しい人も。頭はのぼせるが手足は冷たいなど、冷えのぼせの症状をともなう場合もあります。
「栄養が届かないタイプ」の肩こりで代表的な漢方薬
不栄タイプによくあるのは、内臓の働きが低下しているケースと、血液不足のケース。疲労などで起こる場合もありますが、体質的なものも多いようです。
■血液不足による肩こり 過労や睡眠不足などによって血液が消耗し、筋肉に栄養や酸素を与えるための血が不足して肩こりが起こるパターン。もともと筋肉量が少ないタイプや、筋肉のひきつりやしびれがある人も。
■ 内臓機能の低下による肩こり もともと虚弱体質だったり、疲れや老化などから内臓の働きが低下して、筋肉に栄養が届きにくいために起こります。疲労によって肩こりが悪化し、もまれると気持ちよく感じます。自分では肩こりだと思っていても、局所は柔らかくて他の人からはコリがわからないなんて場合も……。
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