精力の減退、つまりセックスにどうも自信がなくなった─そんな時に、ツボは大いに役立つことがご存知でしょうか?そのツボをお話しする前に、簡単に「精力」についてご説明いたします。 精力は、性欲と密接に関係しております。 男性の精力は、25歳をピークに前後5年間が最も強く、30歳を過ぎる頃からゆるやかに下降線をたどると言われています。精力が衰えると、性欲もそれに比例して衰え、さらに病気や精神的なストレスがある場合はその影響をもろに受けてしまいます。 ですから過労気味だったり深刻な悩みを抱えていたりしていると、30代、40代でも勃起障害(インポテンツ)に陥ってしまい、実際問題としてこの働き盛りの若い世代でも精力減退に悩む人は想像以上に多いようです。 さて、このようにして精力減退が起こるわけですが、性欲は性ホルモンと深く関係しています。男性ホルモンは睾丸と副腎より分泌されるホルモンですが、ストレスなどによってこのホルモンの分泌量が減少すると精子の発育が悪くなって、勃起中枢が興奮しにくくなり、その結果、精力が衰えるというわけです。そこで、精力を回復させるには、男性ホルモンの分泌を促したり、勃起力を高めたり、男性器の機能を高める効果のあるツボを刺激すればよいのであり、泌を整え、血液の循環をよくするという二つの方法がございます。
■精力減退に効くツボ ●耳のツボを刺激する 耳にも精力を増強するツボが4つあります。下記の耳の4つのツボを1日に2〜3回、1カ所を1分程、小指の先や綿棒などを使って軽くこすりましょう。 ?耳たぶの上、対耳珠のふくらみの裏側にある「睾丸」で、その名の通り、男性の生殖機能を高める働きがあります。 ?耳の周囲をぐるりと取り囲んでいる耳輪の上のほうにある「外生殖器」で、男性性器の機能を高める効果を持つツボです。 ?耳垂の前上方の顔に近い側の珠間切痕の内側に位置する「内分泌」で、男性・女性ホルモンの分泌を促し、性機能を高めるツボです。 ?耳穴の上部にある耳輪脚の斜め上に位置する「腎」で、生殖機能に働きかける他、若返りの効果があります。 ●横骨、大赫を刺激する 下腹部には、男性ホルモンの分泌を促すツボである横骨と大赫があります。横骨は、恥骨の上縁中央から、左右5?の場所にあり、大赫は、横骨から上1?の部分にあります(ちなみに大赫は、「大きく赤く赤くなる」というその名が示すようにインポテンツの特効ツボとして有名です)。 この2つのツボ(計4カ所)を、親指で押したりもんだりしてください。中国温灸などで、温かい刺激を与えるとさらに効果があります。 以上でご紹介したツボは、中高年の方だけでなく、精神的ストレスから精力が減退している若い方にも、きっと効果がありますので是非ともお試しください。 |